ニシはオールラウンダー(仮)

サイクルフリーダムレーシング/TeamGOCHIに所属するニシの(自転車)日記です

8/13(日)沖縄7日目 やんばる合宿その2


7時半頃起床し合宿2日目スタート。

今日はツールド沖縄140キロ、210キロと同様

西海岸を北上し最大の上りである与那を横断し

東海岸を北上し辺戸岬を回って再度西海岸へ。

そこから西海岸を南下して屋我地島に戻る

というコースレイアウト。

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今日も人が集まり大盛況に。

与那の入り口まではSHIDO宿泊した

若者4人でローテを回すようにと

中尾さんからのオーダーでローテ開始。

若者4人でローテ…

案の定数分後には誰からともなく

徐々にペースが上がる展開へ笑

うん、知ってた( ◜◡◝ )

ただせっかくの合宿というこで

強度を求めてやって来ていたので

喜び半分ツラさ半分でローテに参加笑

ただ昨日の疲労が残っており

身体が動き始めるまでに時間がかかった…

与那の入り口では既に人数がばらけており

数人は与那を上らずそのまま

西海岸を辺戸岬まで北上するとのこと。

僕は今回与那を上りに来たと言っても

過言ではなかったため早速登坂開始。

ただペース走なのか本番さながらの速度域で

TTみたいな感じにしても良いのかわからず

序盤はペース控えめ、多分SSTくらい?で牽引

せっかく来たんだし上げたいな…

とか思いながら上っていたら

そんな僕の心の声を聞いたかのごとく

横から中尾さんのペースアップ!

1日目と違い思考停止でついていくと

しばらくしたら1人、また1人と千切れ

気付けば中尾さんと2人に。

けっこうなペースだったので

ふとパワーを見たら5.5倍くらい出ていた…

流石に麓から頂上までずっと

この出力を維持するのは無理だが

幸い頂上までそう遠くないはずであり

さらに与那の上りは頂上手前に

下りや斜度がほぼ平坦になる区間があるため

そこまで耐えれば千切れずにいける!

と自分を奮い立たせて虫の息でついていく。

頂上到達が先か垂れて死ぬのが先か

自分との戦いがしばらく続いたが

そろそろキツいと思い始めたあたりで

下り区間かと思ったカーブの先が上りで

さらには斜度も少しキツくなっており

ここで完全に心が折られて千切れた😇

ちなみにめちゃくちゃハァハァしてる横で

中尾さんは全然呼吸が乱れてすらおらず

圧倒的な実力差を目の当たりにした。

ただここまで来たからには

後ろから追いつかれるのは嫌だったので

気持ちを再度奮い立たせてどうにか

中尾さんの姿を視界から消すことなく登頂。

後で聞いたところによると

210キロの先頭集団のペースが

だいたい同じくらいかもう少し速いかも

とのことだったので

今年は見送って正解だったかもしれない笑

てかこんな人達ばっかの集団から

単独で5分差つけて逃げ切る高岡さんって

一体どんな化け物なんだろう…笑

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与那の上りの通称にもなっている

フンガワダムの展望台みたいな所で休憩し

下ってから東海岸を北上。

100キロだと東海岸を南下するので

北上のルートは未知の世界であり

勝手に下り基調だと思い込んでいたが

これが大きな間違いであった😭

ちょくちょく上り返しがあり

それも下りの勢いでいけるタイプではなく

2〜3分の上りがポンポン出てくる…笑

下り基調の区間で既にローテの流れができており

このアップダウン区間もその流れを踏襲して

ひたすらにハイペースでローテが回る。

これまた気付いたら中尾さんとあと1人、

昨日慶佐次からしばらく一緒に逃げ続けた

トミナオ君という子と3人に。

ただ昨日のコースや今日の与那と比べ

まだ短めの上りであったため

どうにか自分の得意な範囲に持ち込めて

中尾さんに千切られずに奥まで到達。

奥は100キロのスタート地点であり

ここからのコースレイアウトは

しっかりと頭に叩き込んであるが

その知識によるとここから10分上るんだよな…笑

今度は中尾さんに何分食らいつけるだろうか…

とか思いながら休憩して後続を待ち再スタート

ただここからはあまりばらけないように

そこまでペースを上げずに走ることに。

この合宿中もはや自分の中で

恒例となりつつあった中尾さんチャレンジ

(前述の何分食らいつけるかというやつ)を

やる気満々だったため与那の序盤と合わせて

ここは少し不完全燃焼に終わった。

辺戸岬の辺りで与那回避組と合流し

ここからは全員が千切れないような

ペース配分でのローテを、とのオーダーが。

しばらくはこのオーダーに則り

35〜6キロでの巡航で粛々と

西海岸を南下していく時間が続いた。

ここも不完全燃焼になるな…とか思いつつ

高強度だけが練習ではない、と言い聞かせ

ギアをアウタートップに固定し

ペダリングやペダルへの荷重などを意識し

しばらくスキル練みたいなことをしていたが

酒井くんが前に出てから

速度が40前後まで上がったため中断笑

40前後は大丈夫なんだろうか?と思い

ちょくちょく後ろの様子を見るが

誰も千切れる様子はなかったため

半ば申し訳ないと思いながらも練習のため

先頭交代後はひたすらに40をキープして巡航。

途中でギアやサドルの前後、

ブラケットや下ハンなどを使い分けて

様々なシチュエーションで40維持を試していると

トミナオ君がハンガー気味ということで

とりあえず持っていた羊羹を渡しつつ

近くにあった道の駅国頭にピットイン。

各自補給や食事をして回復を図り

再スタート、というところでハプニング発生。

どうやら中尾さんの前輪がスローパンクのようで

空気が抜け切る前に屋我地に帰ろう!となり

ここから流しになるかと思われた残り25キロが

突如としてチームTT練の様相に笑

ここまで踏まずにいた全員が踏み始め

更には中尾さん自らローテに加わり

ハイペースを維持し始めたため

格段に強度が上がったが

またとない良い機会であったため

ひたすらに姿勢を低くして高速牽引。

徐々に体幹が疲弊し始め

そろそろ45出せなくなるな…と思い始めた矢先

なんとか屋我地島へと到着。

空気が抜け切る前にお店に戻る

というミッションが無事成功し

安堵している所に中尾さんから

「TTやってるの?」との質問が。

話を聞くとどうやら上体がブレておらず

なんとなんと、TT向いてると思う!とのこと

初めて言われたが素直に嬉しすぎた。

向いてるということは磨けば

武器にすることができるということであり

更にはTT能力といえばレースの際には

アタック後の独走勝利に繋がるため

スプリントと並ぶ重要な決め手となる

と考えている。

そんな素晴らしい能力に適性があったら

万々歳ですよね…✌︎('ω')✌︎

ただそう言われてしまうと

TTバイク欲しくなっちゃうから

悩ましいね( ̄▽ ̄)

ということでインターバルや登坂練習だけでなく

TT練も徐々に組み込んでいきたいと思った。

そんなこんなで密度の濃い

2日間の合宿は幕を閉じた。

酒井くんや中尾さんは明日以降も

引き続き練習するらしいが

明日以降は午後からバイトが入っており

また午前で練習を切り上げたとしても

那覇までの足(自走する脚も)ないため

泣く泣く途中離脱であった。

この2日間中尾さんはじめ

酒井くんやトミナオ君の他にも

様々な方に非常にお世話になった。

この場を借りてお礼を申し上げます。


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写真は休憩中のひとコマ。

沖縄、沖縄、沖縄、…千葉!笑

SHIDOジャージには沖縄と入れられているが

一方でフリーダムジャージの同じ場所には

千葉と入れられていたので並んで撮ってみた笑

中尾さんとフリーダムの佐藤さんは親交があり

更にはSHIDOの本隊?は本土にいるため

チームぐるみで仲良くできたらいいなあ…

と考えながら屋我地島を後にした。


フリーダムといえば今日は日曜だったため

ふりだむ朝練の方も大盛況だったらしく

かなりの強度で練習したみたい。

ただ今回の合宿で実力がかなり

ついてきているのを再認識できたため

ちばっくしてから朝練をより一層

荒らし回るのを楽しみにしている笑

とりあえず土日がっつり乗って追い込んだ

(というより中尾さんにボコられた)ため

明日はレストにして回復に努めようと思う。