ニシはオールラウンダー(仮)

サイクルフリーダムレーシング/TeamGOCHIに所属するニシの(自転車)日記です

JBCF石川ロード


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石川ロードのレースレポートをば。

写真を撮ってくださったGIROの岡本さん

ありがとうございましたm(_ _)m


7/15(土)

8時起床。

体重は58キロ台で疲労も残っておらず

急拵えのコンディショニングにしては

それなりに上手くやれた感じ笑


石川ロードは7/16(日)だったのだが

チームメンバーがみんな

前日入りするみたいだったので

金井君と一緒に前日入りすることに。

E3は14時からなので当日朝発でも

十分間に合うスケジュールなのだが

石川ロードのコースは初であり

コースレイアウトを把握しておきたいのと

当日移動の疲れを引きずったまま

レースをしたくないというのが大きかった。

それに前日入りだと

朝早くなくて済むのも嬉しいポイント😍

茨城の牛久阿見→那珂の区間だけ高速で

それ以外は下道をゆるゆると行く貧乏旅。

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途中のコンビニではこんなものが。

思わず二度見&写真撮影笑

そんなこんなでかなりマイペースに

15時前ぐらいに現地入り。

移動中はめちゃくちゃ暑かったが

試走に向かう途中から天気が怪しくなり

降られる前にどうにか1周させてくれ

と念じながら試走開始。

ゴール前は10分弱ひたすら上り

と聞いており個人的には一番ネックだったので

脚を使うか使わないかのギリギリで

ペース走を行いタイムと出力を計測しておく

ただ急勾配がないとの噂に違わず

また途中で斜度がほぼゼロになる箇所もあり

アウターだけで全部いけそうな感じだった。

それに本番は集団走行ということで

集団内にいれば比較的楽になるんじゃないか

と懸念事項であった長い上りには希望が持てた。

最後右にカーブしながらの

坂スプリントになるレイアウトだったが

それも距離が短く勾配もキツすぎずで

コーナーの位置取りさえミスらなければ

十分射程圏内と判明しさらに希望が芽生える。

ただ上った後下り基調の中にいくつかあった

上り返しが地味に脚を削られるような感じで

思わぬところに伏兵が潜んでいるスタイル。

試走してなかったら確実に

長い上りと長い下りだけだと勘違いしていた笑

試走後は宿に戻り早めにご飯と風呂を済ませ

準備をしてから就寝。

チームメンバーは面白い人が多く

正直寝てしまうのはもったいなかったが

みんなレースがあるので楽しみもほどほどに。

試走による疲労をできる限り回復すべく

冷温水の交代浴はもちろん、

マッサージやジェル摂取も怠らず

完全に本命レースに向けた意気込みで

土曜は終わった。


7/16(日)

いよいよ本番。

コースレイアウトを再度確認すべく

朝もう一度試走をしてからレースに臨んだ

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E3は人数が110人だったため1組になり

代わりに周回数が2から3に増えた。

1組ということで今まで2人ずつに

分かれていたフリーダムE3組は

初めて全員同じレースを走れることに。

こうやってみると遠近感のおかげで

大きく見えるよ、良かったねハタノ君( ◜◡◝ )

ちなみに4人いるが

あまりチーム戦をするつもりはなく

逃げだったりペーシングだったり

いけそうなら協調する、くらいのスタンス。


そしていざレーススタート。

始まってみるまでは自分の登坂力で

どこまでやれるのかわからず不安だったが

いざ始まってみると思いの外イケる笑

下り基調のアップダウンは

位置を10番手以内でこなしつつ

ギアを気持ち軽めにすることで

ほとんど脚を使わずに対応することができ

長い上りも試走の時より

明らかに速いペースを刻んでいるが

集団走行によるドラフティングがすごく

また自分の登坂力が思った以上に

ついてきていたようで普通についていけた。

1周目から散発的な逃げがあり

チームメイトの阿部さん含む

5人の飛び出しには乗ったものの吸収され

前評判通りよほどの実力差がない限り

このコースで逃げは難しそうだと判断。

前述の作戦で1周目ではほとんど

脚を使わずに走ることができ

展開次第では勝てるとわかったため

自分の望み通りの展開にさせるには

どうしたら良いかを考えた。

この集団の中では恐らく自分の力としては

登坂力は中の上もしくは上の下くらいだが

短めの坂及び瞬発力に関しては

勝負できなくもないと踏んでいたので

最終周の登坂で数分耐えてスプリントに参加

というシチュエーションに勝利を見出し

そのため逃げに対しては

積極的に反応して脚を使うことはせず

またローテには参加するものの

逃げを潰すほどガチでは引かずに

周りに対して下りで捕まえるよう働きかけ

上りで逃げ捕獲のためのペースアップが

起こらないように前目で自らペースを作った

2周目以降も逃げがチラホラあったが

案の定決まるものはなかった。

というよりみんな

自分が乗っていない逃げが怖いらしく

逃げができたらとりあえず

勝手に潰しに行ってくれた笑

もちろんそれを見越して自ら追わなかったが

坂でペース上げて捕まえるより

下りで捕まえる方が絶対楽なはずなのに

みんな下りまで待てずに捕まえちゃうから

そのペースアップで番手を下げないよう

結局自分もペースを上げざるを得ず

これに関しては自分の思い通りにはいかず

多少脚を使う羽目になった…

ちなみに金井君が逃げに乗った時は

下りで踏むのが嫌だったので

前にチームメイトいるんで、みたいな

ジェスチャーでローテをパスするなどして

一方的にチームメイトを使って脚を休める

小狡い作戦を使ったりした( ̄▽ ̄)

石川で勝つためなら使えるものは

何だって使うつもりだったので

チームプレーしないんじゃないのか!

みたいな意見は右から左へ受け流します😄

そんなこんなで最終周に突入したが

1箇所あった鋭角コーナー後の上り返しで

今回3位に入ったエルドラードの方が

割と勢いのあるアタックを仕掛けてきて

レース前にチームメイトの風間さんから

ここはアタックの仕掛けどころ、

と聞いていたのでちょっと反応するか迷ったが

去年岩島さんですらラスト1キロまでは

飛び出さなかったのだし、と逃げを許容。

しかし金井君始め2、3人が

ブリッジをかけてついていったので

これはちょっとな、と思い

上り終わりでみんな緩んだ隙に

ダンシングで加速し2、3人引き連れ

ドッキング、逃げの敢行にチャレンジした。

しかしこの局面で6、7人の逃げなど

逃げ潰したがりな皆さんが

到底許してくれるはずもなく

ドッキング後すぐに後ろから追い上げられ

吸収されてしまった。

ただ吸収後も位置は決して下げないようにして

下り後の長い上りに向けて前をキープ。

しかしここで急激に空が暗くなり大粒の雨が。

下りはテクニカルなコーナーはないものの

ちょくちょくブレーキをかける場所があり

その都度死を覚悟しながらコーナリング😇

自分の場合下りの攻め過ぎで

落車に繋がった経験が2回ほどあるので

これは勝率下がるな…と多少げんなりしつつも

番手を下げながら安全マージンを取って

無事下り区間をクリア。

ついに運命のゴール前4キロ登坂へ突入した。

番手を下げたとはいえ15番くらいであり

上り返しで前が緩んだ隙にどうにか

右側のスペースから上がっていくことに成功

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写真はラスト3キロ地点の手前

これもphoto by Okamoto

こんな雨の中わざわざ最後まで

応援と写真ありがとうございました。

にしてもしっかり金井君に張り付かれてて

不覚にも笑ってしまった笑


こうやって先頭に出たところ

いつの間にか3名ほどの

飛び出しができていたのが発覚。

それを捕まえるべく

(逃げがいなくともゴール前なので

この展開は必然的ではあったが)

みんなじわじわとペースを上げていき

読めてはいたがやはり

これゴールまで持つのか?というペースに。

ただここはちょくちょく斜度が緩み

そこで回復及び番手の繰り上げが可能なため

そこまでの我慢、という自己暗示を

何度も使用して耐え抜いた。

そしてラスト1キロに差し掛かろうか

というところで斜度がそれなりにある

最後の区間を迎えた。

ここでもペースが落ちずキツかったが

ここをどうにか乗り切れれば、と

ダンシングに移行した、

というより移行しようとした。

その瞬間後輪が軽く滑る感覚があり

たまらず失速してしまった…

どうやら後続のハタノが

前輪を被せていたらしくそれにハスったみたい

それだけなら大丈夫だったのだろうが

雨で路面ウェットな状態に加え

勾配に対応するため前荷重になっていたのもあり

後輪が安定性を失ってしまった。

咄嗟に立て直し前を追うが先頭集団のペースは

単独で走っていた時以上のそれであったため

当たり前のようにジワジワと離れていき

ここで気持ちが切れてしまって単独走でゴール

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リザルトは100人出走中18位

とりあえず最後まで踏み続け

雨の中落車もなく無事完走したことは

喜ばしいことではあるが

得意なレイアウトではないながらも

石川で勝てる奴は一目置かれる、とのことで

あわよくばと狙っていたレースであり

位置取りや登坂、作戦の全てが上手くいき

あとは自分が3分耐えて

スプリントを好位置で撃てるかどうか

という最終局面であっただけに

ゴール後は割と茫然としていた。

あのままいってももしかしたら

ついていけずに千切れたかもしれないし

ついていけたとしても

そこから番手を上げられず

スプリントで埋もれていた可能性も

少なからずある、というかそっちの方が

確率としては高かったかもしれないが

それでもやって失敗するのと

やれずに終わるのとでは

だいぶ気の持ちようが違う。

ハタノも病み上り?で練習期間も少なく

最後は脚を攣りながら必死に食らいついており

同じシチュエーションなら自分も

ふらついたり前方不注意にならない

とは言い切れないので責めるに責められず

割と不完全燃焼に終わってしまった。

ただこれに関しては正直

あの局面でシッティングのまま上り切れる

パワーがあればああはならなかったわけだし

もっと極論を言えば残り1キロから

岩島さんのように逃げる力があれば

周りにそういった懸念事項はなくなるわけだし

結局はそこでそういう風にしか

走れなかった自分の力不足もあると思った。


それに実力差が出ると言われている

この石川ロードでこうも上手く走れるとは

思っていなかったので

最終局面に絡むことはできなかったが

自分に実力がついてきていることがわかり

それだけでも走って良かったと思えた。

コース自体も上りが長いとのことで

1周増えるのか嫌だなあと思っていたのだが

思ったより走っていて楽しいレイアウトであり

地元の方々の厚い協力も相まって

評判の高さがわかった気がした。


不発に終わってしまったが

今回のレースで確かな手応えを感じたので

7/29、30に行われる

大田原クリテ、矢板ロードでは

今度こそ勝って昇格したいと思った。

そして来年の石川ロードでは

E1で店長や風間さんを始めとする

チームメンバーとチーム戦をして勝ちたい

と思えた。

後者に関しては石川に限ったことではなく

どのレースでもやれたらやりたいが笑


帰りは下道レーシングで

途中何度かコンビニにピットインしつつ

無事帰宅することができた。

金井君運転ありがとう😊

働き始めたら自分も車を持って

車出しとかできるようにしたいなあ。


今日頑張ったので明日はレスト。

と言いたいところだったが

海の日で休みということで

久々のメンツでライド予定が入っているので

明日もほどほどに頑張りたいと思う笑



追伸


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レース観戦しつつ阿部さん夫妻に戴いた

この夏初めてのスイカ。

めちゃくちゃ美味しかった笑

もう夏だね、早いものだ…(しみじみ)