ニシはオールラウンダー(仮)

サイクルフリーダムレーシング/TeamGOCHIに所属するニシの(自転車)日記です

ツールドおきなわ 市民レース100キロ


レース当日。

5時前に起床、夢も見ずにぐっすり眠れた感じ。

朝食を食べてから車でスタート地点の奥に向かい6時に到着。

レーススタートは10時前後であり

それまで時間があったのだが早めにトイレに行き

結果として大幅な軽量化に成功😎

支度をしてから奥の上りを走ってアップ

極力筋肉を使い過ぎないように軽めのギアで回し

最後に少しだけ踏んでおしまいにした。

調子が良かったのだが踏むのは本番までの我慢♡

戻ってきたら既に整列の場所取りが始まっていたが

昨年も出たおかげでシード権を獲得していたので

合法的に前の方に入らせていただく。

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ありがとう去年のオレ( ̄▽ ̄)

にしても整列すると流石に緊張してるようで

笑顔が不自然な感じ笑


しばらくして市民210キロの集団が通過すると

ついに今シーズンの大本命レースである

ツールド沖縄市民100キロがスタートとなった


スタート直後はローリングであり速度が緩いので

回せるように最初からインナーでスタートし

筋肉への負荷を最小限にとどめて走る。

先ほど通過した210キロのグルペットがいたことで

残念ながらローリング解除後もペースが緩く

通常奥の上りで勝手にセレクションがかかるはずが

今年は少し集団の人数が多かったように思う。

せっかくなので集団の中に潜り込み

極限まで脚を溜めることに徹した。

ヒガシは上り終わり手前で4〜5番手まで上がってきて

先頭付近をヒラヒラしていた。

谷さんの姿は確認できないものの

これくらいのペースで遅れるほどヤワじゃないので

自分の走りに専念してダウンヒル開始。

上り返しまでに10番手付近にいたヒガシと

同じくらいの位置まで上がってきたが

上り返しで早速武井さんが様子見アタック( ◜◡◝ )

うわ出たよ、と思いつつも追走のペースアップやら

ブリッジの動きやらに対応できるように10〜15番手を維持

そこですぐ隣を走っていた選手が前走者の後輪に

数回ハスって思いっきり落車:;(∩´﹏`∩);:

一部始終を間近で見ていたので間一髪で避けたが

発生位置がかなり前の位置であり

速度も40〜50キロほど出ていたために

大量の選手がそれに突っ込み足止め状態に。

無事に落車を回避できた人は20人ほどしかおらず

更にこの中にヒガシと谷さんの姿が見当たらない

不安で仕方がなかったものの後ろを気にし過ぎると

今度は自分が落車の原因になりかねないので自重

同じように後ろを気にしたがる選手が大半だったので

とりあえずお互いに声掛けを徹底し安全走行を促す

流石にここでペースアップをするといった

非紳士的な展開にはならないまま

生き残りの集団は40キロ前後で平坦区間を走行

落車で足止めを食らった人の数の方が多かったので

恐らく脚を使ってでもそれなりの人数が

追いついてくるだろうと思い

何も気にしないことにして集団内で脚を温存

意識して補給を摂りつつ与那に備える時間が続いた。

途中でいつの間にか武井さんを吸収し、いよいよ与那へ。

与那の上りに差し掛かる左折も声掛け徹底

安全にクリアし、ついにコース最大の上りで

20分弱の我慢大会がスタートした_(:3 」∠)_

これまでのリザルトを見た感じ

ここの通過順位がリザルトにほぼ直結しており

それ故に集団内での自らのカーストを見極める

残酷だがいい機会となる区間である笑

去年は先頭集団のケツに小指を引っ掛ける形で

どうにかクリアしたこの上りであるが

果たして今回はどうだ…???




…あれ??

…思ったよりキツくないぞ??

これはオレが強くなったのか??

それともペースが緩いのか??

と思わず自問自答するほど余裕を持って

集団の前方で上ることができた。

先ほどの問いに関しては答えは謎だが

ラップとってあるし上り切ればわかることだ

と思いとにかく脚を温存することに努める。

するとここでも後方で落車の音( ◜◡◝ )

何故上りで落車するのか( ◜◡◝ )

みんなちょっと落ち着きなさ過ぎでは??

と思った矢先、同様のことを思ったらしい宿谷さんが

上り始めから1/3ほどの地点でアタックを敢行。

前回の記事でも書いたがヒルクライムにおいては

まず敵うはずがないので当然見送る。

周りの人達も皆同じことを考えていたようで

口々に「行かせとけ!」やら「追わなくていいよ!」

と逃げを容認する発言が飛び交う

その方が好都合だったため同調し

淡々とKOMまでの距離を消化していたが

ここで大事件発生。

これまた隣を走っていた選手(さっきとは別の)が

今度は何を思ったか急接近してきて

ハンドルをこちらのハンドルに差し込んできた…!?

え?いやいややめてください😇と思い

向こうも焦ったようだが時既に遅し、

バランスを崩した横の選手に巻き込まれる形で

痛恨の落車をしてしまった。

流石にイラっときたので明確に何を言ったかは

記憶にないものの結構文句を言いつつ手早くバイクを確認

チェーン落ちのみでメカトラや破損はなく

身体も幸い擦過傷のみだったのですぐに再出発。

ただ先頭集団は完全に次回から消えてしまい

正直この時点でレース終了を覚悟したものの

とりあえず全力で追走すること4〜5分ほど。

遅れてくる選手達を猛烈な勢いでパスし

気分はさながら弱ペダ小野田くん、

そんなタイミングでついに

遅れてくる選手達の向こうに

どうやら先頭集団らしき塊が見えた!!!

安堵のあまり脚を緩めそうになったが

集団の中に入るまで油断は禁物、と自らを戒め

潜り込めるまで踏み続けてどうにか先頭に復帰🎉

今回のニシよくやったポイントその1である。

いやほんとに。これだけは自分で自分を褒めまくった。

復帰後は集団内で一休みしてから

KOM通過までに先頭付近に出て

前から3番手ほどでダウンヒルを開始。

去年のレースまでは与那の上りは

引きずり回される側の人間であり

下り終わりまでにどうにか先頭に復帰する

という形で走っていたので自らの成長に目を見張った。

ただタイムは手元に計測で19分20秒ほどであり

集団のタイムが去年より遅いことが判明

これでもし昨年のように18分で上られていたら

どうなったかわかったものではなかった😌

ダウンヒルはかなり安全マージンをとり

番手を下げてでも安全第一で下り

補給所の上り返しで番手を回復

その後のダウンヒルも同様にして下り

集団の最後尾付近まで番手を下げたものの

下り終わりの平坦で中ほどまで戻し

次の我慢大会開催地となっている学校坂へ。

今回の我慢時間は6分弱。

ただこれまたスルスルと上れちゃう😍

しかしここで調子に乗って自らペースを上げると

後々に響いてくるだろうと考えて他人のペースに任せ

集団内でぬくぬくしながら上る。

するとここでまたもや武井さんのアタック( ◜◡◝ )

210キロではここも勝負所の1つとなっているので

210キロで戦ってきた武井さん的には

セオリー通りの戦略なのであろう。

ちなみに210キロではここを100キロの集団より

1分近く早く上るらしい、異次元の世界🤔🤔🤔

さて、武井さんのアタックに対し

どうしたものかと迷っていたが前方の数人が反応

集団と1〜2秒の差が開いた感じに。

一瞬で差が大きく開くようならブリッジも考えたが

幸か不幸かそういう感じではなかったので

これは決まらないだろうと思い

マイペースで上りほどなくして吸収。

このささやかな駆け引きで集団は少し絞れたみたい

結果オーライ🙆‍♂️

ここから宿谷さんを捕まえるべく

武井さん主導でローテが回り始めたものの

これでもかと言うほどローテが回らず

高江のアップダウン区間はサイクリングレベルの強度に…

前の方ではサイタマサイクルプロジェクトの

1502番と武井さんが積極的に動いており

個人的にも宿谷さんを羽地までに捕まえないと

レースが終わってしまうと思ったので

脚を使い過ぎない程度にローテに加わり

どうにかこうにか差を詰めにかかる。

本当は追走に脚を使うくらいなら逃げた方が

自分にとってプラスの脚の使い方なのだが

宿谷さんの登坂ペースについていった場合

追走ローテに加わるのとは比べ物にならないくらい

脚の消耗が著しいと思われるので

この場合としては一緒に逃げず

追走を選択して正解だったと思う🙆‍♂️

それにしても落車の頻発や上りのペース

ローテの回らなさ加減など今年の100キロは

去年と比較すると少しレベルが低かったように感じた。

そんなこんなで少し気が立っていたので

フラつく人やローテに加わらない人達を

煽るような発言を数回…笑

反省してる、ほんの少しだけ←

ちなみに僕自身ローテに加わりつつも

全力では踏んでいないので

ドングリの背比べに近いのは内緒( ̄▽ ̄)


ともかく、ローテに加わってくれる6〜7人で

どうにか回して進み慶佐次の上りへ。

慶佐次の上りは2分上り1分下り3分上りの計6分ほどで

アウターで行けちゃうくらいの斜度の区間

これまでの様子から上りでは自分でペースを作っても

デメリットよりメリットの方が大きいと判断し

慶佐次の上りの1段階目でほんの少しだけ上げてみる

上り終わりでローテを要求し後ろに下がると

ついてきているのはさっきの1502番だけであり

その後ろは少し開いて集団、という形だったので

2人でローテし2段階目に突入。

ここには補給所があるため少しペースが上がるが

難なく前方に位置して水入りのボトルをもらい

一気に2/3ほど飲んでボトル捨て場に投げる。

今回の沖縄は曇りで気温も高くなく

水の消費は少なかったのでこれで十分。

そのまま10番手くらいで下り

平坦も同様にローテを回して次の上り

去年千切れた鬼門である有銘の上りへ。

ちなみに去年はここに到達した段階で

既に2回ほど足攣りの兆候があったのだが

今回はまだ1度もないしまだ余裕がある。

ということでこの辺りから集団に対して

少しずつ攻撃を仕掛けてみようと思い

集団の先頭に立ち自分のペースでの上りに持ち込む

途中バイクに宿谷さんとのタイム差を聞くと

なんと15秒とのこと、すぐ目の前にいる!

周りにタイム差を伝えつつ自分のペースで上り

ついに宿谷さんをキャッチ。

上りで宿谷さんを捕まえた時点で

宿谷さんは攣ったか脚がなくなったかで

戦線離脱するだろうとほぼ確信

優勝に向けて要注意人物が1人消えた!

一時はどうなることかと思った…😇

去年はここでペースアップがあったので

宿谷さんを吸収したということもあり

誰かしらの動きがないか警戒しつつ上り切る。

下りはいつも通り番手を下げながらも

下げ過ぎないようにある程度はペダルを回し

7〜8番手ほどで次の上りへ。

ここは有銘の上りとセットになっているが

個人的には嘉陽の上りと呼んで

別の上りとして認識している。

ちなみに有銘が4分で嘉陽が3分ほど上るので

この連チャンは脚がないと中々キツい(体験談)

ただ今回のニシはまだまだ脚があるんですなあ😎😎

ということで上り始めたのだが

ここでしばらく鳴りを潜めていたもう1人の要注意人物

武井亨介さんが逃げ仲間を誘うかのようなアタック

様子を伺うが誰も反応する人はおらず

追わないのか追えないのかわからなかったが

脚は残っていたのでここで意を決してブリッジ!

ここの次は安部の上りというささやかな上りがあり

その次に最後の難関である羽地を残すのみ

さらにはあの武井さんとの逃げであり

対する集団はローテが回らない傾向にあるので

2人でも逃げ切りの可能性があると考えての判断である

しばらくダンシングで強めに踏んで武井さんに合流

ここで後ろを振り返ると誰もついてきておらず

集団とは10〜15秒ほどのギャップが生まれた。

そのまま上り切る前に差を広げようと思ったが

武井さんから「ペースでいいよ!」と言われ

それなら、とマイペースに移行

タイム差を保ったまま下りに突入した。

下りでは武井さんがペースを作ってくださり

さらには流石の上手さで綺麗に下っていく。

というか上手過ぎて離されました( ◜◡◝ )

ただ離されるだろうことはわかっていたので

連続するコーナーが終わってからしっかりと踏み始め

下り終わりの平坦でドッキング

後ろに集団は見えずここでなんと

完全なる2人逃げ体制の構築に成功した…!

ここが今回のニシよくやったポイントその2である笑


そのあとは武井さんと相談し

最後まで持つくらいのペースで1人1分前後で回して

逃げ切りを確実にさせる作戦に移る。

去年の210キロでも確かこんな風にして

武井さんと2人で逃げ始めた高岡さんが

最終的に勝ったんだったよな…と考えると

それだけで心拍が上がってしまった。

もしかすると羽地でアタック撃ってくるかもしれないし

経験豊富な武井さんとのマッチスプリントもあり得るので

どちらも嫌な展開だな、と考えつつ

どうやってこの人を倒したものか、と

協調体制を築きつつも頭の中で

半ば対武井さん戦略を練り始めるが

とりあえず逃げ切ることだけを考えて

ここからは脚の温存もヘッタクレもなく

しっかりと踏み始めた。

というかこここそ脚の正しい使いどころである笑

そんなこんなで後続の姿が見えないまま

安部に差し掛かったところでふと気付いたことが。

そう、スプリントポイントの存在である。

安部の上りの手前付近にはスプリントポイントが存在し

ここを1位通過した選手には入賞とは別に

スプリント賞が与えられることになっている。

それが目前に迫っていたのだ。

恐る恐る武井さんに「スプリント賞どうします?」

と聞いてみたところ

なんと「獲っていいよ!」とのお返事が∑(゚Д゚)

ということでありがたく頂戴致しました。

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これを獲れただけでも逃げた甲斐があったというもの

実力ではなく武井さんの懐の大きさのおかげではあるが笑


そして安部の上りも順調にこなし

羽地までの平坦区間に突入。

ここに至るまでメイン集団の気配は微塵も感じず

冗談抜きで2位以上が確定したと思った。

が、やはり世の中そんなに甘くないようで

もう少しで羽地ダム、というところで

横にいたバイクにタイム差を聞いたところ

20秒、とのこと。

これまでのレースにおいて逃げの経験に乏しく

ここで20秒というギャップがどれほどのものか

すぐにはピンとこなかったものの

武井さんの「近いな、戻ろうか」という発言で

逃げ切りが難しそうなことを悟った。

ここからは思考を切り替え

吸収されてから集団で上る羽地ダムの

セレクションに備えるべく脚を溜めることに。

ただ逃げで踏み続けていたのもあり

脚が攣りそうな感触が始まってしまった。

羽地ダムの上り始めで吸収され

この段階で千切れることを覚悟するが

アタックはあるものの強烈なアタックはなく

おかげでどうにかついていける状態が続いた。

ダンシングしようと腰を上げると攣りそうになるので

オールシッティングでの対応という

非常に苦しい場面ではあったが

どうやら皆んな同じく脚が残っていないようで

どうにか先頭集団で羽地ダムの1番長い上り

時間にして5分ほどの登坂をクリア。

正直千切れると思っていただけに

諦めずに食らいつけたことが嬉しかった。

ここが今回のニシよくやったポイントその3←


その後もちょくちょく上りがあるものの

大体1〜2分ほどに収まるレベルのため

散発的に見られたアタックはどれも決まらず

下りきって最後の平坦である58号線に出た段階で

先頭集団は13人とそこまで絞られていない感じ。

そりゃあ誰も破壊力のあるアタック

撃たなかった(撃てなかった?)もんな…

自ら撃てなかった余裕のなさを恨みつつも

ここまで来た以上十中八九スプリントだろうと思い

可能な限り踏まないようにして脚の回復を図る。

トレインの大きさとしては湾岸練さながらであり

さらにはど平坦のど直線のため

経験値としては劣っていないはず。

ここへきてもなお勝つ可能性が潰えていないことは

本来なら感動ものなのだが

そんなことを考えている余裕はなく

スプリントまでにいかに脚を回復させるか

最低でもダンシングができるところまで持っていくか

それだけを考えて残り距離を消化した。

残り1キロになる手前あたりから

やはりスプリントに向けて牽制が始まり

一度集団の真ん中に追いやられてしまうが

ここにきたら死ぬ気で位置取りをするまで、

と無理矢理右側のラインをこじ開けて

(後ろから何か言われたような気もするが無視)

ガタイの良さげな外人の番手を取る形で

ライン確保のために半身だけズラして位置取り完了

残り500mに差し掛かったあたりで

外人が腰を上げてスプリント態勢に入り

それに伴い周りもダンシングを始めた。

500mで発射してもダメなことはわかっていたので

シッティングのまま離されないようにし

300m手前あたりまで我慢。

あとはダンシングさえできれば

もしかするといけるかもしれない…!

頼む、20秒でいいから耐えてくれ…!

とついに腰を上げて右脚を踏み込む。


その瞬間

右の前腿が強烈に攣り脚が固まってしまう。

ここまできたら多少攣ったとしても

無理矢理スプリントする気でいたが

膝を曲げられないレベルにガッチリであり

嘘だろ…と思いつつもスプリントは断念

ゴール前200mでついにレースが終わってしまった。

その後はペダルを回すとかそういう次元ではなく

とりあえず惰性でどうにかゴール

リザルトは13位/完走236人中

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優勝できたかもしれないと思うと

ゴールライン通過後は悔しくて泣きそうになった

これまでにないほど悔しいと思った瞬間だった


ただゴール後にそこにいるはずのない
ヒガシと谷さんがいるのを見て
事の顛末を察すると共に
無事に最後まで辿り着いてそれだけではなく
まがりなりにも優勝争いができた、
それだけでも良かったと思えるようになった。
2人とも最初の落車に巻き込まれて
メカトラで自走不可となり
開始10キロもいかずにレースが終わったとのこと。
ただ2人とも身体の方は特に大きなケガはないようで
それだけでも不幸中の幸いと言える。
どうやら中には搬送された方もいたとか…
それにしてもはるばる沖縄まで来て
この顛末では不完全燃焼だろうと思う。
その点で言えば負けはしたものの
上りでのペースアップや逃げなど
自ら積極的に展開を作ったり
逃げ切りのために脚を酷使した以上
本来捕まった時点で終わりのはずが
その上で最後のセレクションに耐えて
スプリントに参加することができた
それだけでも得るものが多かったと思う。
これ以上ないくらいレースらしいレースができたし
そう考えると自分は完全燃焼できた気がする。
脚が攣ったのは逃げたからであり
逃げたからスプリントに絡めなかった
という見方もあるものの
逃げなければスプリント勝てたか
というとそれもまた微妙であり
この逃げは意味のない逃げではなく
勝率を1/13から1/2に上げるための
かなり効果的な攻撃だったと今でも思う。
後から聞いた話だが
あれほどローテの回らなかった集団は
追走のためにローテを回したらしく
それによってライバルの脚を削り
結果的に羽地での脱落者を出させた上
力のある選手達に対しても
羽地で強力なペースアップできる脚を残させず
結果としてどうにかついていけるペースに
させることができた、と考えることもできる。
逃げなければより多くのライバルが生き残り
スプリントの勝率が下がっていたかもしれないし
脚を残していた人達が羽地でアタックを撃って
ついていけずにレースが終わっていたかもしれない。
脚が攣らなかったら…と考えると今でも悔しいが
それも含めて全てはたらればの話であり
そういう様々なたらればを含めて
改めてレースは面白いと感じた。
ちなみに優勝したのは1502番の方。
レース中も常に前の方にいて
ローテも中心となって回っていたし
上りでもついてきていたので
順当と言えば順当な結果な気もする。

とまあこれで沖縄は終わってしまったわけだが
これで恐らく100キロの出場はラストになると思われる。
来年からは210キロに出てそこに出てくる
大勢の怪獣達と戦ってみようかと思ったので
気持ちが変わらなければその予定である。

他にも書きたいことは色々あるが
この時点でかなりの文章量になっているため
この辺でレースレポート(+α)はおしまいにしようと思う。
もしどうしても何か書き足したくなった場合
追加で記事でも書こうかな笑