ニシはオールラウンダー(仮)

サイクルフリーダムレーシング/TeamGOCHIに所属するニシの(自転車)日記です

10/9(月) Td55練


体育の日は初のTd55練。

Td55練とは千葉で行われている

ツールド沖縄を想定した練習会であり

毎回少しコースは異なるものの

基本的に140キロ、210キロの対策のため

150〜160キロで2000m↑のコースを

給水以外ノンストップで走るという練習。

自分が出るのは100キロの部のため

そこまで長距離を走る必要性はないのだが

序盤の平坦をアップに使って

与那の上りを想定した鹿野山から踏んでいけば

100キロの対策練にもなるかな?と思い参加した

人数がそれなりにいるので脚力ごとにパック分けし

まとまって時間差でスタートしたのだが

ニシは3パック中真ん中の第2パックスタートに。

ちなみに第1パックにはあの高岡さんや

リンク東北の半澤さんなどの凄まじいメンツが…

そんな中以前の湾岸練で戦ったウザワさんの名前が。

湾岸練以来個人的にライバル認定しているので

自分が第2パックなのにウザワさんは第1パックか🙄

と始まる前から闘志を燃やしていた笑


いざ始まってみるとやはり鹿野山までの平坦は

速すぎず遅すぎず淡々としたペースで進行

脚を使う気配はないが早め早めの補給を心がけ

水とジェルをちょくちょく流し込んでおいた。

鹿野山への道に入ると徐々に斜度が出てきて

この辺りから少しずつ踏んで脚を慣らし

満を辞して鹿野山福岡口スタート🏁

福岡口は斜度が緩くたしか6キロ5%くらいで

以前も書いたが個人的には好みの勾配

ただ与那を想定とのことであり

自分から積極的にペースを上げることはせず

他人のペースアップにのみ便乗する

という形で後半のアップダウンに向けて

脚を使い過ぎないよう努める。

途中2回ほどペースアップがあり

その都度人数が減っていって最終的には

内房の古谷さんとニシの2人に。

なんやかんやそれなりのペースではあったが

与那はどちらかというと速い人達のペースに

食らいついてこなす側であるため

ここまできたら最後までついていこうと決意

古谷さんはかなり余裕を残した雰囲気があり

後半はこの人と戦うことになるだろうな、と

内心思いながら登頂、

15分20秒ほどとまあまあのペース。

遅れた人は基本待たないのが

Td55練のスタンスらしいが(過酷笑)

流石にこんな序盤で2人になってもな…

ということでペースを緩めつつ下り

下り切ったあたりで全員合流し再スタート。

この後は数分ほどの上りをいくつかこなすが

どうも古谷さんの登坂ペースが速く

ついていくといつの間にか2人、みたいなことが

ちょくちょく見受けられた。

その後房総スカイラインを走っている最中に

第1回目の脚攣り兆候があったものの軽めでたり

補給をしつつ脚を回すようにすることで消し去る

房総スカイライン後は上総亀山ダムのあたりで

唯一の自販機補給タイム。

ここでまさかの第1パックのメンツ

高岡さんと山田さんと合流、一緒に走ることに!!

他の第1パックの人達はどうやら道を間違えて

違うところに迷い込んでいたらしく

走り始めてしばらくするとなぜか後ろから出没笑

第1パック第2パックの混走となり

しばらく粛々とローテを回す形になったが

これがまた緊張するのなんの。

こんなペースで引いていいんだろうか…

後ろの人達は緩すぎて怒りやしないだろうか…

とビクビクしながらの牽引であった笑

せっかくなので高岡さんや半澤さんのフォームや

変速のタイミングなどを観察させていただく笑

老川十字路から清澄養老ラインに入ると

徐々に坂でペースアップの動きが増え始め

養老渓谷手前の1分ほどの坂でついに

半澤さんのアタックが炸裂😇

E1の上位で戦っている人のアタックを

初めて肌で感じることとなったのだが

その辺の人の坂スプリントと大差ないくらい

キレと勢いのあるアタックであり

これがE1か…と身震いしながら反応。

しかし途中で脚がピクつき始め失速を余儀なくされる

半澤さんについていっていたのはウザワさん1人で

ピークの段階で3〜5秒差でニシ、

その後ろに古谷さん、といった並び。

こりゃ敵わないな…と一瞬心が折れかけるが

ウザワさんがついていっているのに

自分がついていけないのは完全な敗北であり

そして何を隠そう、

半澤さんは去年の沖縄100キロチャンプ

つまり同じレースを走って手も足も出ず

完敗を喫した相手であり

更にはE1に上がってから相手にしなくてはいけない

言ってみれば目標であり倒すべき相手である。

そう考えるとせっかく数秒先にいるのに

諦めてしまうわけにはいかない、

と自ら再度気持ちを奮い立たせることに成功

本格的に差が開く前にどうにかドッキングした

このアタックにより半澤さん、ウザワさんに加え

古谷さんとニシの4人での逃げがスタート

高岡さんはどうやら調子が悪いらしく姿がない。

どんなに強い人でも千切れる時は千切れるんだな

とここで更に活力をもらうことができた。

その後は半澤さんの「下りも踏んでいこう」との声で

全体的にしっかりとローテが回ったが

たしか信号ストップか何かしらで捕まってしまう。

その後は北野さんのアタックに古谷さんが乗り

一時2人逃げを泳がせる形での追走があったりしたが

後半の勝負どころである飯給の上りを前に吸収

この段階で既に2〜3度脚攣りを誤魔化して

どうにか走っている状態であったが

どうやら周りの人もそこまで脚がないようで

ウザワさんと交互にいいペースを保ったところ

いつの間にか2人で抜け出した形に。

前回の湾岸練ではスプリント全勝したので

恐らくウザワさんもニシを

倒すべきライバル認定しており

結果としてここからは両者一歩も譲らぬ

弱ペ◯も顔負けのデッドヒートを繰り広げる。

しばらくペースアップの応酬が続き

抜きつ抜かれつドンパチをしていたが

それまでシッティングメインで上っていたのを

ダンシングメインに切り替えたところ

どうやら心を折られたようでついに決着

苦闘の末飯給のKOMは勝ち取った😎

ピークでそれなりに差が開いており

3番目以降の人達は全く気配がなかったので

このメンツを相手に逃げを決められたら

お前はホンモノになれるぞ!と自らに鞭打ち

休まず踏み続けて独走態勢に入る。

しかし悲しいかな、清澄養老ラインに合流後

左折してそのまま清澄養老ラインから

うぐいすラインへのルートだと思っていたのが

実は勘違いと発覚…

右折して更に大小様々な上りを経ての

うぐいすラインだったらしく

道を間違えかけたところで合流された😇

追走から合流してきたのは前述の3人

ウザワさん、半澤さん、古谷さんであり

ここからはこの4人で逃げよう、という話に。

しかし直後の上りでペースアップもなく

淡々と上っていたにも関わらず

これまでで最大級の脚攣りが∑(゚Д゚)

ペダリングを変えて誤魔化そうとするが

全く止む気配がなくジワジワと離される…

ここで本日2回目の心折られタイムが発動しかけるが

どうにかこうにか上り終わりでドッキングを果たし
下りでクルクルできたおかげで事なきを得た。
その後再度信号ストップで後続の
山田さんと湾岸の方が合流したものの
次の坂でウザワさんが容赦なく振い落としにかけ
結局いつもの4人に絞られた状態でうぐいすへ。
ここまで来ればゴールは目前なのだが
それと同時に坂のプロフィールも
掛かった時の負荷も嫌という程わかるため
今の脚の状態でうぐいすの坂はやばい
というのは火を見るよりも明らかであった。
だがしかし何度も言うが他の3人も
サラ脚というわけにはいかないようで
上りに関してはもはや
ウザワさんが多少動けるくらいで
半澤さんもちょくちょく遅れたりしていたため
望みはあると思い原田の坂へ。
原田の坂はなんとなく逃げ切りを祝して
ツール最終日のシャンゼリゼ周回前にあるような
和気藹々と完走を讃え合うムードになっており
特にペースが上がるということはなかった。
途中耐え切れずインナーに落とそうとして
チェーン落ちしてしまうという失態を犯したが
そのおかげで下り始める直前にドッキングでき
ローテを回しながら最後のポイント、九十九折へ。
ここは確実に誰かしら掛けてくる、との読み通り
ウザワさんがガツンと上げていく。
ダンシングに移行し追いかけるが
いつ攣ってもおかしくない状態のため
あまり負荷を掛けてもがくことができず😇
これまたピーク後の平坦で
本格的に差が開く前にどうにか捕まえ
今日のオレ…アンデッドじゃん( ◜◡◝ )とか思いながら
潤井戸のスプリントに向けて必死に回復に努め
どうにかこうにかない脚の復活を目論んだ。
スプリントになった場合
恐らく1番半澤さんが強いと考え
半澤さんの出方を伺いつつ仕掛けることに。
ローテ中に見ていた感じでは
ウザワさんは平坦では登坂ほどの勢いがなく
スプリントに関しては湾岸練で
2戦2勝しているため恐らくこちらが有利。
あとはみんなどのくらい脚があるかな??
といったところ笑
そんなことを考えながら潤井戸の坂に突入。
と、同時にウザワさんが掛け始める(°_°)
流石にもう少し距離が短くなってから
掛けるだろうと思っていたので反応が遅れ
半澤さんはどうするだろう?と後ろから様子を伺うが
半澤さんも同様に追えない感じだったため
距離が開いてしまったものの自分で捲りに行くことに。
普段のスプリントとは全然違い
体幹がフニャフニャで後ろから見たら
面白いフォームになっていそうだな、と思いつつ
必死に距離を詰めていったところ
なんと途中でウザワさん腰を下ろし失速!
これは…勝てる!!!
とその横をフニャフニャスプリントでパス、
多分青看板の下がゴールラインだろうな、
と当たりをつけてどうにかそこまで持たせ…

勝った!!!

快挙である。
いや別に本番ではないのだが。
それにしても。
去年辛酸を舐めさせられた半澤さんや
ライバルとして負けるわけにはいかなかったウザワさん
さらには調子が悪かったとはいえ
沖縄といえばこの人、という高岡さんまで
倒せてしまった…

とゴール後潤井戸セブンでしばし感傷に浸る。

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もはやどこが攣ってもおかしくなかったので

しばらくその辺で屍と化していると

他のパックの人達も続々と戻ってきた。

しばらく感想などを話し合っていたが

ふと気になったので半澤さんとウザワさんに

「鹿野山はどれくらいのタイムだったんですか?」

と聞いたところ14分半ほどとのこと…😅

第2パックは古谷さんと2人で15分20秒ほどであり

1分近く速く上った上であそこまで

後半のドンパチをやっていたということになる

さっきは勝ったと浮かれていたが

自分がもし最初から第1パックにいたとしたら

ここまで先頭で来られた確証はなく

更にはウザワさんや半澤さんは

途中の坂で積極的にペースアップや

アタックを繰り出しており

どちらかというとそれに反応して

食らいつく側の人間だったため

その点でもまだまだだな、と感じた。

ただ今まで完全な格上だった人達に対し

こうしてある程度対等に戦えるように

なりつつあると感じることができたので

今回のTd55練はかなりモチベに繋がった。

去年の沖縄では脚攣りで完全に試合終了となったが

今回のライドでは途中何度も出てきた脚攣りも

どうにか誤魔化して最後までいけたので

その点でも自信に繋がりそうである。

本当は攣り兆候が出ないのが1番ではあるが笑


とそんなこんなで初参加のTd55練であったが

自分が出る100キロの練習にもなった気がするし

それ以上に強い人達と一緒に走れることで

得るものも多く刺激にもなるためすごく充実していた。

次タイミングが合えばまた参加したいところだが

気付いた…

沖縄まで週末があと4回ほどしかない( ◜◡◝ )

そのうちいくつかはレースで潰れてしまうため

次の参加が叶うかどうかは神のみぞ知るところだが

今回の経験をモチベに沖縄まであと1ヶ月

できる限りのことをやっていきたい。