ニシはオールラウンダー(仮)

サイクルフリーダムレーシング/TeamGOCHIに所属するニシの(自転車)日記です

袖ヶ浦サマーサイクルロードフェスタ


朝から晩までレース漬けで実に3種目
4回も出走したため文章量がハンパないが
書く気力があるうちに
書き切っておこうと思い更新笑


5時半起床。
体重は何故か59.6キロを記録。
昨日しっかり休めたはずなのに不思議。
今日は朝から袖ヶ浦でレースなので
6時発でいつものごとく
ヒガシカーで助手席レーシング🚗
いつもありがとうございます。

去年水2Lで足りなかった記憶があるので
途中のコンビニで大量に水を買い込んでいたら
受付に間に合うか微妙になってしまい
結局試走もアップもなしでスタート。
前回フクアリ2hチームで2位だった
雪辱を晴らすべく(相手チームはいないけど)
今回もチームで出場。
前回と違って僕が1走でヒガシを2走にし
作戦としては僕が60〜70分走り
最後いけそうなら集団から飛び出して
少しでもマージンを稼いでのピットイン
ヒガシはそのマージンを使って
どうにか先頭集団にドッキングして
ラップされないようにするというもの。

序盤はひたすらサイクリングペースだったので
アップがてら集団内をウロウロして
知り合いに片っ端から挨拶して回る笑
途中武井さんやツブラーゼの吉田さん
さらには青柳さんを含む10名ほどの
逃げが生じたのですかさず飛んでいき
一緒に逃げ始めるがすぐに吸収。
そういった単発的な動きは
ちょくちょく見られたが
ペースは遅いままで集団がばらけず
スタート後30分くらいで
みんな気が緩み始めたのか
フラつく選手やコーナーで膨らむ人が
増え始めたため、落車がありそうだと思い
なるべく早めに前に上がることに。
すると案の定コーナーで後ろから落車の音。
流石オレ、ナイス判断!
とか頭の中で自画自賛していたのも束の間
同じく危うさを感じ始めたのか
マトリックス始めサポートライダーの皆さんが
徐々にペースを上げ始める笑
人数を減らしたかったのでローテにも参加し
集団を一列棒状にしていくが
先頭交代を要求しても頑なに前に出ない奴が
2番手に着いてきていたため
めんどくさくなってマトの方々に任せることに
ちなみにその人は端から上がってきて
斜めに切り込んできたり、と
けっこう嫌なことばかりしていて目についた。
ただここまでくると人数は大幅に減っており
周りもそれなりに走れる人ばかりで
最初よりは安心感のある集団に。
気付けば時間も1時間経過しようとしており
ピットにいるヒガシに3〜4周で
交代する旨をジェスチャーで伝達。
集団の様子を見ながら何周やるか
迷っていたところ
またもツブラーゼの吉田さんがアタック
これについていけばピットインで
大幅なマージンを稼げると思いすぐさま反応
しかしあっけなく吸収されてしまったので
もう1周走ることにして
最後のヘアピン立ち上がりからスプリントし
無事10秒ほどのマージンを作って
ヒガシにバトンタッチ。
タイミング的には完璧だったので
ドッキングはそこまで難しくはないだろう
と思いきや失敗…😇
しばらく粘るが1ラップつけられてしまう。
今思えばマトのトレイン相手に
10秒では心許なさすぎたような気もするが
ヘアピン前で1人飛び出したとしても
集団が泳がせてくれさそうな感じだったので
結局どうもこうもいかなかった気もする。
ここで途中経過を見ると
まさかの1ラップ差2位と1位が絶望的な状況。
ただヒガシは一生懸命走ってくれてるので
現状は伝えず秒差だけを伝えておく笑
そしてラスト10分ほどになった頃
ここまでペースを作っていた
マトリックスが突如として
本来の姿である仁義なき集団に!
側から見てもあれはツライだろ…
って勢いのペースアップを敢行し
トレインが中切れの嵐に。
幸いヒガシはしっかりついていけており
ここで2位が完全に確定。
1位はここで振り落とされたみたいだが
ラスト10分で1ラップ差を取り戻すには
少し時間が足りなさすぎた。
結果として今回もチームの部2位。

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表彰台に立てたことは嬉しいではあるが

やはり狙っていたのはてっぺんなので

またもや少し悔しさが残るレースだった。

だが今日はこれ以外にも

ベストラップを競い上位の人達で

勝戦としてレースを行うグランプリと

猛者たちが集いレベルの高いレースができる

エリートカテゴリが残っているため

この2つに悔しさをぶつけることに。

ちなみにソロの部は予想通り武井さんが優勝。

今回のコースは坂はあるにはあるものの

全体的に加減速がそこまでキツくなく

スプリンター有利なレイアウトのため

武井さんを倒すのは不可能な気がしたが

その武井さんも

グランプリとエリートに出場予定のため

どうにかして戦わねばならないという

超高難易度のミッションが発生。

グランプリでは上位50人が決勝進出に対し

まさかの出走者数40人台ということで

全員進出が決まってしまったが

それでも何となくベストラップを狙って

3回くらいペースを上げて遊んだ笑


次はエリートのレースだったが

間に1〜2時間ほど時間が空いており

ここで一度休憩タイム。

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今回一緒に出場していた高校生達の

親御さん方がテントやら何やらで

拠点を作ってくださっていたので

御厚意に甘えて使わせていただいた。

この場を借りてお礼を申し上げます。

他にもわざわざ差し入れやら飲み物やら

持ってきてくださった方もいて

そのためにもレースを頑張ろうと思った。


が。


エリートまでの時間で

一度完全にスイッチがオフになってしまい

走りたくないモード全開になってしまった笑

しばらくウンウン唸るが

せっかく強い人達と戦えるのだし

ということでカフェイン入りの補給食を投入

やる気を再燃させてスタート。

今回もサポートライダーの方々がいたが

今回はそこまでペースを

コントロールする感じではなく

割と自由に走らせてもらえた。

ただその分みんなあまり

ペースを上げようとはせず

集団内にいれば脚をかなり温存できた。

なのでたまに前をひきつつ

あとは重要な局面以外は少し後ろに下がり

可能な限り脚を溜める作戦に移行。

ここでも吉田さんが元気に

ポンポンアタックを撃っていき

他の人のアタックにもブリッジをかけたりと

かなり積極的な動きを見せていた。

武井さんマークだったが

吉田さんの積極性も侮れなかったので

この両選手のうちどちらかが前に上がったら

一緒に上がって動きがあれば同調

といったことを繰り返して

2〜3回飛び出すものの全て吸収。

全然逃げが決まらないままラスト周回に。

スプリントとなれば確実に

武井さんマーク一択なので

ひたすら武井さんの番手を守りながら

最後のコーナーに6番手で到達。

脚も全然使っていなかったので

これはもしかするといい線いくかも?

とか思って油断した結果

コーナーでペダルヒットをするという

痛恨のミスをやらかしてしまった。

すぐさま立て直してクリアするが

せっかくくっついていた武井さんとは

少し離れてしまった形になった。

スプリントが始まる前に何としても

ドッキングしておかねば、と思い

けっこう踏んで距離を詰めるが

詰め切る前にスプリントが開始されてしまい

仕方がないのでそこからスプリント

ただ番手についていても

勝てる可能性が低い相手に対して

後ろから単発でスプリントをかけたところで

全く届くはずもなく途中でやめてしまった😇

そのタイミングで姿が見えなかった

ヒガシが横から飛んでいき先着を許す。

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後でリザルト見たら8位。

奴はこのスプリントで6位に食い込んでおり

ちゃんと最後までやらなかったのを

激しく後悔することになった笑

わかってはいたが武井さん優勝。


エリートはスプリント以外では

しっかり脚を温存できた上に

最後以外は上手く立ち回れたことで

かなりテンションが上がっており

高まったテンションそのままに

本日の最終種目、グランプリ決勝へ。

グランプリ決勝はサポートライダーはおらず

自分達のみでレースをさせてもらえた。

ここでももちろんマークは武井さん。

さっき以上にひたすら武井さんの番手を守り

途中何度か勃発していた

武井さんの番手争い選手権で優勝🏅

ただエリートでペダルヒットした記憶が蘇り

コーナリングが少し遅くなってしまい

またも武井さんにベタ付けしきれないまま

スプリント開始となってしまった。

ただ今回は絶対最後までもがき切ると決め

ゴールするまでスプリントした結果

何人か抜き去って6位に食い込めた。

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ただゴール直前で並んできたヒガシに

ハンドルを投げられてまたも敗北。

こいつスプリント開始時点では

全く姿が見えないくらいの位置にいるのに

スプリントの伸びが恐ろしすぎる笑

そして当たり前のように優勝は武井さん笑

強過ぎる、意味がわからない。


ちなみに今回も吉田さんは

「もう無理だよ脚ないよ笑」とか言いつつ

元気にアタックを撃っていて

レース中だけど流石に笑ってしまった。

ただ考えてみると

スプリントにおいては集団内では

武井さんが圧倒的強者であり

ゴール前まで一緒に行ってしまったら

ほぼほぼ勝ちはないはず。

なのでゴールまでにどうにかして

武井さんを千切るか

自分が飛び出して逃げ切るか

どちらかをしなきゃいけなかった。

ただ今回のコースはそこまで

坂やインターバルのかかるコースではなく

よって前者はほぼ無理であるため

後者を選択する必要性があった。

なので吉田さんの動きは

勝つためには必要な動きであり

そのため自分も今日のレースでは

何度かブリッジをかけたりしたのだが

ことごとく集団に潰されてしまった。

みんなレベルは高いのだが

どうやら自分が乗っていない逃げの存在を

かなり恐れているみたいで

スプリントになればもしかすれば絡めるかも

と考えているような動きが多い気がした。

実際自分も武井さんの番手を

ひたすら取りに行っていた時点で

武井さんの番手から発射できれば

もしかすれば?と思っていた節はあるし

(というか集団相手に独走できるだけの力がなかったのでこれしか勝つための選択肢がなかった)

その点で言えば展開としては

武井さんとしてはすごく

勝ちやすいものばかりだったのだろうと思う。

袖ヶ浦は去年も出場したのだが

今年のレースでは去年と比べて

格段に視野もレース勘も位置取りも

上手くなっていて余裕を持って走れ

自らの成長をリアルに感じることができたが

去年と同様勝負の最終局面において

勝ち切るためのあと1手が足りないと感じた。

スプリントは位置取りや

タイミングが良ければ戦えると思っていたが

単純に最高速や持続距離があれば

それだけでも戦略の幅は広がるし

もしくは独走力をつければ

誰かのアタックに同調するだけでなく

単独で飛び出して勝ちを狙えるだろうし

そういった選択肢を可能にするためにも

それらの練習は避けては通れないと思った。


レース後は今回のMVP武井さんから

お風呂のお誘いを受けて二つ返事で賛同笑

みんなからゴリラと呼ばれるだけあり

筋肉が凄まじかったが

それ以上に落車の怪我の跡があちこちにあり

体格と相まってとてもではないが

カタギとは思えない風貌だった…笑

ちなみに武井さんは研修医2年目で

言ってみれば医学の先輩でもあるので

風呂では研修先の話だったり

仕事と練習の両立についてなど

色々話をすることができてためになった。

実習は忙しいし働き始めたらもっと

忙しいのは目に見えているが

こうやって身近に両立させつつ

輝かしい成績を残している人がいるのだから

自分も頑張らねば、とひしひしと感じた。

憧れであり目標である。

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風呂の後はタンパク質を求めて

近くのすき家で丼ぶりを貪り

ここで武井さんと別れて帰路についた。

武井さんご馳走様でしたm(_ _)m


袖ヶ浦は同じ千葉県内とあって

帰路についた後は下道にも関わらず

あっという間に帰宅、今に至る。

今日は朝から晩まで

レースしたり知り合いとワイワイしたり

自転車充ここに極まれり、といった1日だった

いつものことだがその分月曜は

ひたすらにツラく感じてしまうのだが

武井さんと話して実習も頑張ろうと思えたので

とりあえず今から

放置していた明日までの論文でも

読む努力をしてみようと思う笑